−fraise−

fraiseはフランス語で「いちご」。いちごケーキのような甘酸っぱい恋愛話で至福のひとときを。

奥手な彼女が踏み出した一歩!

   

この度、私の幼馴染同士がめでたくゴールインすることになりました。

私と彼らは二つ違いのご近所さんで、小学校へ登校するための班が一緒だったため、何かにつけて一緒に遊んだり行動したりする間柄でした。

とは言え、彼が小学校三年に上がる頃は思春期を迎えてしまったのか、「遊ぼうよ!」と私や友達が声をかけても、「うるせーよ!」なんて憎まれ口が飛んでくるように。

年上だった私は、友達が彼に対して好意を寄せていることに、うすうす気が付いていました。ただ、友達の弱点は「すごく奥手で引っ込み思案」ということ。

私が中学生になった時、絶賛片思い中だったため、同士が欲しかったというズルい理由もあって、「好きなんでしょ?」と問い詰めます。まだ子供っぽさの残る友達は、最初は否定していましたが、そのうち顔を真っ赤にして「うん」と小さな声で白状してくれました。

 

けれど、思春期を迎えた二人はなかなか接点がありません。二歳差という壁もあり、私も口出ししづらくなっていたので、女子同士・男子同士の繋がりが深まるばかりです。私は「展覧会の準備会で話しかけてみて!」とか「夏の林間学校で誘おう!」などと、たきつけまくっていましたが、奥手な友達は全く踏み出せず、そのまま時が過ぎてしまいました。

 

二人がようやく進展を見せたのは、なんとなんと、十八歳の頃でした。

あろうことか周囲に隠れて付き合いだしたにも関わらず、地元の夏祭りで並んで歩いているところを発見されてしまうという有様。勿論、私への報告は一言もありませんでした。当時はお互い気軽に会話する状況でもなかったので(今のようにラインなどもありませんし)、仕方ないとは言え、恥ずかしがるにも限度があると憤ったものです。

 

なお、お祭りの夜の二人は、手すらつながない初々しさで、友達のお母さんいわく、「夜の九時すぎには帰ってきたわよ~」という、超健全っぷりだったそうです。

 

彼らはあれから八年も交際を続けたそうで、今や二人は二十六歳。私なんて子供を持つ身になっていますし、全員がいい大人になりました。そこで、長年に渡って謎だった「どっちから告白したの?」という質問をぶつけたところ、二人揃ってもじもじするではないですか。

 

「いい加減に恥ずかしがりすぎ!言えるところだけでいいよ!」と発破をかけたところ、なんと、友達の方が告白したと言うんです!

聞くところによると、高校卒業を目前にした頃、「久々に中学の仲間で集まろう」という話が同級生の中でおこったそうです。

 

友達の多かった彼は喜んで参加したところ、来るとは思わなかった奥手で控えめな友達がいて驚くことに。それどころか、夜まで遊んで帰る途中、家が近い同士で歩いて帰る途中、友達が「ずっと好きでした」と告白に踏み切ります。

 

友達は告白することに集中し過ぎていて、彼は何を話していいかわからず、お互いに気まずい無言で歩いている時、突然の告白!そのギャップに「正直今まで意識していなかった女の子」のことを、とてつもなく急激に意識しだしてしまい、夢にまで見るようになった結果、彼は見事にノックアウトされてしまったそうです。

 

その話を聞いて、友達は真っ赤になって撃沈していました。私は友達に「勇気を出して良かったね」と声をかけましたが、今は、このエピソードを結婚式のスピーチに盛り込むかどうか、悩んでいる最中です。

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