−fraise−

fraiseはフランス語で「いちご」。いちごケーキのような甘酸っぱい恋愛話で至福のひとときを。

3度の告白

      2016/10/15

初めて出会ったのは、高校生の頃の生物の授業でした。
背が小さく、髪が長い、とても可愛らしい女性でした。

体育会系のおちゃらけ男子だった僕が、清楚な彼女に近づけるチャンスなんて、これっぽっちも有りません。
ただただ、見ているだけで、満足でした。
しかし生物の授業の班別学習のとき、たまたま一緒になりました。

僕は何が何でも、彼女の気を引きたくて、馬鹿な事をやったり、笑わせる事で精一杯でした。

僕の必死な努力が通じたのか、かわいそうだと思われたのかはわかりませんが、メールアドレスを聞くことが出来ました。

 

それから、2ヶ月のメールを繰り返し、交際に至りました。

高校生の僕はなんとか彼女を喜ばせようと、毎日毎日必死でした。
クリスマスには、高校生のくせに六本木のレストランを予約し、日雇いで稼いだバイト代をつかい、プレゼントを買いました。

道のライトアップの時間を調べ、その時間に彼女と歩く事も計画しました。あの時は、本当に幸せでした。
そして、高校卒業。私は、浪人してしまい、彼女は進学。別れのときが近づいてきました。

 

1年の浪人がおわり、勇気を振り絞って、僕は彼女に連絡をとしました。

「またあってくれますか」と

彼女は、僕のところに返って来てくれました。
彼女は音楽大学、僕は私立の文系大学。
元々忙しさが違いました。暇人の僕は、会えない不満を他で補おうとし、二人の距離はまた離れてしまいました。

時は流れ、他の女性と付き合うことも有りました。

噂ですが、彼女も他の男性と仲良くしているとこと。
僕はこれで良かったんだ。と思いました。

 

しかし、池袋の北口。いまでも僕は覚えています。

彼女と改札でスレ違いました。
意識していたときにはもう、彼女の腕を掴んでいました。

びっくりした顔を見せる彼女。
僕の顔を認識したときには、昔見せてくれた笑顔が戻っていました。
その場で僕は彼女に告白していました。確かにドラマのような展開です。でも、僕の身に起こったことです。

結果、付き合うことは出来ましたが、振られてしましました。
女性は、尽くされすぎると、離れてしまうことを実感しました。
それでも僕は、まだ、彼女の影を少し追いかけている気がします。

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